【糖質制限で痩せる人痩せない人】考えられる5つの原因と対処法は?

【糖質制限で痩せる人痩せない人】考えられる5つの原因と対処法は?

こんにちは、chimakiです。

 

最近私のいとこたちがせっせと頑張っていた糖質制限ダイエットについて、ちょっと気になることがあったので調べてみました。

 

これはもしかして、同じことになっている人がいるのでは?と思ったので共有したいと思います。

 

 

いとこ2人は大学生の兄妹で、ともに実家暮らし。

 

ダイエットの方法は同じ糖質制限で、外食時以外は自宅で同じメニューを食べていました。

 

2人とも運動量などはとくに変えていません。

 

そして、糖質制限ダイエットスタートから3ヶ月。

 

 

兄の方は見事、12キロのダイエットに成功して、すっかり昔の面影を取り戻しました!(昔はやせていたんです)

 

でも妹はというと…

ん?なんかあまり、変わってない?

 

同じダイエットをしたのに、兄妹なのに、こんなに結果が違うってどういうことなんだ?

 

糖質制限で痩せなかった妹には、ちゃんとその原因があったのです。

 

原因1.糖質制限のせいで基礎代謝が落ちているから

一つ目に考えられる原因は、基礎代謝の問題です。

 

どういうこと?

糖質制限を継続することによって、基礎代謝が落ちる可能性があります。

 

基礎代謝は、運動などをしなくても、生命維持のためにエネルギーがオートで使われる仕組みです。

 

ダイエットするならば、この基礎代謝をあげて、日々自動的に消費できるカロリーを増やすことは重要ですよね。

 

ですが、この大切な基礎代謝が、糖質制限によって下がってしまう可能性があるのです。

 

人間は、体内の糖質が足りなくなると、筋肉を分解することでエネルギーとなる糖を作り出す作用が働きます

 

これを糖新生と言うのですが、この糖新生によって筋肉量が減ると、基礎代謝も減ってしまうのです。

 

これでは一生懸命がんばって糖質制限をしていても、痩せるわけがないですよね。

 

対処法は?

では、糖質制限によって基礎代謝が落ないようにするには、どのようにすればいいのでしょうか?

 

そのために大切なのは、糖質制限をしながらも、筋肉をつけることです。

 

今ある筋肉量を維持するか、いっそ増やすことができれば、糖質制限の効果をしっかりと発揮できるでしょう。

 

筋肉をつける方法ですが、これはタンパク質の摂取がいちばんです。

 

タンパク質は筋肉の材料になるからですね。

 

ただし、タンパク質の取り方にもポイントがあります。

 

というのも、実は人間の体というのは、一度に大量のタンパク質を代謝することができない仕様になっているのです。

 

そのため、最低でも1日あたり3回以上に分けてタンパク質を摂取することが大切になってくるのです。

 

また、ダイエットを目的としてタンパク質をとる場合には、同時に脂質の摂り過ぎになってしまわないよう、動物性タンパク質と植物性タンパク質を組み合わせて取るように心がけましょう。

 

 

動物性タンパク質・・・肉、魚、卵

植物性タンパク質・・・大豆製品など

 

 

自宅でできる筋トレを一緒に行うと、いっそう効果が期待できますね。

 

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2.糖質をしっかり制限できていないから

糖質制限ダイエットは、知れば知るほど難しいんです。

 

どういうこと?

糖質制限について、あなたはどのくらい詳しく知っていますか?

 

実は糖質制限は、もともと糖尿病の治療法として始まった方法なのです。

 

そして、その制限はとても細かく設定されていて、糖質制限で痩せようと思ったら、1日に取る糖質は130g以下にしなければなりません

 

よりダイエット向きの制限食である、「スーパー糖質制限食」や「ケトン食」の場合は、さらに厳しい1日60g以内が推奨されています。

 

この細かい基準をしっかり守ろうと思ったら、どの食品にどのくらいの糖質が含まれているのか、かなり詳しく知っていないとむずかしいでしょう。

 

そういった理由から、糖質制限をしているつもりで、「実はあまり制限できていなかった」というパターンでダイエットがうまくいかないことがあるのです。

 

対処法は?

糖質、思っているより取ってたかも…と思う人は、食品が含む糖質量について、もっとしっかり勉強したり、もしくは一覧表などの載ったハンドブックを常に見ながら食事をしていくことが必要になります。

 

「糖質」と言うと、甘いものに含まれているのかな?というイメージを持っている人もいるかと思います。

 

ですが実は、糖質はサラダに入っているような野菜にも含まれているのです。

 

たとえばレタスや水菜、きゅうりなどもそうです。

 

なんなら、ダイエット向きのノンカロリー野菜として有名なキノコ類ですら、意外と多くの糖質を含んでいたりします。

 

これら全ての糖質量を把握・計算して毎食のメニューを考えるというのは、よほどの栄養知識がある人でないと難しいかもしれませんね…。

 

ですから、自力で、なおかつ糖質制限だけでしっかり痩せられた人というのは、本当に糖質が原因で太ってしまっている人である可能性が高いです。

 

糖質制限だけでは痩せられそうにない場合は、自分の体質に合った他のダイエットを試すことも考えたほうがいいかもしれません。

 

どうしても糖質制限!という場合には、市販されている糖質ゼロの麺類や糖質オフのアイスクリームなど含まれている糖質が明確な食品を活用していくことがおすすめです。

 

糖質制限にこだわりたいあなたは、こういった市販品をうまく活用して、ストレスなくダイエットをしていけるといいですね。

 

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3.糖質制限のストレスでコルチゾールが出ているから

糖質制限の効果が出ないのは、ダイエットの落とし穴「コルチゾール」の妨害が原因かもしれません。

 

どういうこと?

ストレスを感じると出てくるホルモンを、ストレスホルモンと言います。

そのストレスホルモンの中でも、ダイエットの大敵と言われるのがコルチゾールです。

 

【コルチゾールの働き】

脂肪燃焼の効率を低下させる

エネルギー消費を抑える

まさにダイエットの天敵です。

 

また、糖質制限中は炭水化物を抜いた食事をしている場合が多いかと思います。

 

ですが実はこれにはデメリットもあり、体質によっては、炭水化物を控えてしまうとダルさを感じたり、疲れやすくなるといった症状が出る人もいるのです。

 

これらはいわゆる低血糖の症状です。

 

ダルいなぁ、つかれたなぁと思っても、なかなか思うように休めず、尚更ストレスを溜め込んでしまう場合もあるので、体質によっては注意が必要です。

 

もしかするとコルチゾールがあなたの努力をムダにしてしまっているかもしれません。

 

対処法は?

コルチゾールはダイエットの天敵というお話をしましたが、そもそもは人間を守るための必要なホルモンです。

 

コルチゾールの本来の役割は、飢餓状態になった時にエネルギー消費を抑えて、あなたの命を守ること。

  

あなたにとっても必要なホルモンなのです。

 

それでもやはり、コルチゾールの分泌が多すぎると、どうしてもダイエットの妨げになってしまうので、ダイエット中のストレスへの対処が大切になってきます。

 

軽い運動をするとストレス解消につながるというのは有名な話ですが、他にも、十分に睡眠を取って疲れを溜めないこと、趣味でストレスを発散すること、ゆっくりと過ごす時間を作ることなど、何かしらの方法でストレスを撃退していくことがコルチゾールへの対処法です。

 

または、糖質制限自体がとてもストレスになってしまう場合には、ダイエット法を変えることも必要かもしれません。

 

白米大好き!という人にとっては、炭水化物を食べないだけでも大きなストレスになりますもんね。

 

無理なく続けられるダイエットが、やはり1番痩せやすいのかもしれません。

 

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4.期間が短すぎるから

焦ってダイエットすると、むしろ逆効果になってしまうことがあります。

 

どういうこと?

今まさにダイエット中というあなた、ダイエットの期間はどのくらいと考えていますか?

 

太り方や体質などによって、目標達成までのダイエットの期間は変わってくるので、一概には言えませんが、ダイエットは基本的に長期的に続けることで効果を発揮するものです。

 

糖質制限ダイエットは、はじめて1週間程度で少し体重が減る場合が多いです。

 

ですが、この減った体重は、多くの場合体内の水分です。

 

つまりこの時点では、体重は減っていても脂肪は減っていないのです。

 

これはほかのダイエット法でも同じことが言えます。

 

基本的にダイエットというのは、時間をかけて継続して行わないと本当には結果が出ません。

 

短期間で痩せられるという方法の中には、リバウンドの危険が高すぎるような方法や、健康を害するような方法もあるので注意しなければいけないのです。

 

対処法は?

心当たりがある場合は、ダイエット計画の見直しをしてみましょう。

 

健康的で、リバウンドのリスクが少ない体重の減り方は、1ヶ月に全体重の5%までが目安と言われています。

 

体重が60キロであれば、1ヶ月で落としていい体重は多くても3キロまでということになります。

 

実際、それ以上のペースで体重を減らしてしまうと、体は生命の危険を感じて、ホメオスタシスを働かせます。

 

 

 

ホメオスタシスとは「恒常性」です。

つまり、ダイエットをする前の状態に戻そうとする働きのことですね。

 

 

短期間で大きく体重を減らそうとすると、このホメオスタシスの働きによって、ダイエットしても痩せにくい体になってしまうのです。

 

目標体重にすぐにでも到達したい気持ちは分かりますが、10年後もダイエットに成功した美しい自分でいられるようにするためには、ある程度長期間でのダイエット計画を練り直す必要があるかもしれません。

 

5.そもそも糖質では太らない体質だから

太る原因は人によって違っていて、だから同じダイエットでも痩せる人と痩せない人がいるんです。

 

どういうこと?

上の4つの項目の中でも、体質というワードが出てきましたが、そもそも糖質制限は誰にでも同じように効果を発揮するダイエット法ではありません

 

というか、これはダイエット全般に言えることですが、人によって効果があるダイエット法は違うのです。

  

 

どのダイエットが効果を発揮するかは、生活習慣遺伝的体質によって決まってきます。

 

たとえば【生活習慣】について考えた場合、糖質制限は、ふだん明らかに糖質を取りすぎている人、甘いものをたくさんたべている人には効果が出やすいと考えられます。

 

逆に普段から糖質をあまり取らない人の場合は、おそらく太っている原因は糖質ではないと考察できます。

 

その場合糖質制限では痩せにくいでしょう。

 

また、【遺伝的体質】を考えた場合、糖代謝リスクが高い人は糖質制限で痩せやすく、糖代謝リスク以外に肥満要因がある場合には、糖質制限では痩せにくくなります。

 

これらの代謝リスクは、要するに何で太りやすいかを表していて、糖代謝リスクが高い人ほど、糖質で太りやすいと言えます。

 

つまり、糖質が太る原因でない場合には、糖質制限では痩せにくいというわけです。

 

対処法は?

対処法としては、まずは自分が太っている原因を考えることです。

 

生活習慣や普段の食事を見直してみることはもちろん、遺伝子検査で自分の遺伝的な体質を知ることが重要になります。

 

糖質制限に限らず、「ダイエットで効果が出ない」という人が陥りがちなのが、自分の体質を知らずに、自分に合っていないダイエット法を選んでしまうという落とし穴です。

 

パンクした自転車にいくら空気を入れても走れないように、太ってしまっている原因に合わないダイエット法をいくら頑張っても効果は出にくいのです。

 

遺伝子検査はもともと病院などで行われることが一般的でしたが、今は自宅で簡単に検査できるキットが売っています。

 

値段もかなり安くなってきていて、手軽に試せるようになっているので、これまで糖質制限に限らずダイエットに失敗したことがある人は1度試してみるといいかもしれません

 

遺伝子検査の結果は一生ものなので、1度検査してしまえば、この先ずっと役に立ちます。

遺伝子検査についてはこちらで詳しく解説しています

 

糖質制限で痩せない理由と対処法 まとめ

いとこ妹が実際に遺伝子検査を受けたところ、妹は糖代謝リスクは低く、脂質代謝リスクが高いという結果でした。

 

痩せたいのなら制限すべきは糖質でなく脂質だったのです。

 

糖質制限をがんばった3ヶ月は、妹にとってわりと無意味だったという悲しい結果…。涙

 

 

糖質制限にかかわらず、ダイエットしても効果がなかったという場合には、同じような原因が考えられる場合があります。

  

ダイエットは自分にあった方法でないと、時間とお金と、なによりその頑張りを、盛大に無駄にしてしまうということがよく分かりました。

 

せっかく頑張って意味がなかったなんてことにならないよう、自分の体質を知っておくことが大事なんですね。

 

 

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